観るフットサル

フットサルに関して、戦術等を通してその魅力を書き連ねていくだけのブログです。

逆アラは一体何ができるのか

こんにちは~。

遂にGWが終わってしまいました(泣)。

私は現在大学に通っているのですが、朝に弱いので本当にこの休暇明けは憂鬱です。

深夜はめちゃくちゃ元気なので、その元気を朝の自分に分けてあげたいですね・・・。

最近このブログや質問箱などをやっていると、分かっていたつもりでも改めて色々なことに気づかされたり新たな発見をしたりします。

やはり自分でアウトプットをしたり、他人の意見を聞くというのは非常に大切なんだなと感じました。

ブログを書き始めて1か月半ほど経とうとしていますが、頑張ってこれからも更新し続けて行きたいですね。

 

 

さてさて、今回のテーマはずばり「逆アラ」です。

というのも質問箱でこのような要望があったのですね。

逆というのはボールを持ってるアラとは逆側にいるという意味の逆ですね。

ということでこの逆アラとしてのプレーにどのようなものがあるのか、パターン別に見て行こうと思います。

 

 

①バ

バ。

すいません、何のこっちゃら分かりませんね(笑)。

バっていうのはまぁ要は裏を取ることです。

フィンタの紹介の時などに少し話したかと思います。

で、もちろんアラがボールを持っている時に逆アラは裏を狙うことがあります。

今まで私はこれを普通のバと同様にバと呼んできました。

しかし、今回は敢えてこの逆アラが行うバについて特別にネーミングしましょう。

 

ずばり、「逆アラのバ」です!

 

はい、そのままですね・・・(笑)。

まぁ、これから普通のバと区別するという意味でもこの逆アラのバという名称を扱って行きます。

で、逆アラのバを図にすると次のようになります。

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ここで普通のダイヤモンドの状態ですと、少し難しい要素があります。

それが相手のフィクソのカバーリングの存在ですね。

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したがって次のように偽ピヴォダイヤモンドのような状態だと上手くいきやすいのではないかなと感じています。

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この動きはパスの距離も長いので非常に難易度は高いかもしれませんが、一度成功すると大きなチャンスになる可能性もあるのでチームとして1つの形にしてみても良いかもしれません。

 

参考動画


定位置(ダイヤモンド、バ、オウンゴール)

 

 

②横ワンツー

ここからは逆アラがボールホルダーに近づくパターンを見ていこうと思います。

基本的にアラと逆アラの距離は遠いため、この逆アラが近づくことが多くなってきます。

逆アラがアラに対して近づいてくるとこのようになります。(この動きを私は逆アラの動きと呼んでいます)

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ここでボールを受けるとエントレリネアス(ライン間でボールを受ける戦術)となります。

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エントレリネアスからの展開は色々とあるのですが、それはまた別の機会にエントレリネアスを特集しようと思っているのでそれにお預けして今回は横ワンツーを代表例として紹介しようと思います。

横ワンツーといっても要はただのワンツーなので想像はつくと思いますが一応図示しておきます。

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参考動画


プレス回避(バックパス、フィンタ、逆アラ、エントレリネアス、横ワンツー、フロート、インターセプト、カウンター、2対3、オーバーラップ、撤退)

 

 

③パラレラ

すっかりこのブログの常連となってしまったパラレラの登場です。

実はパラレラの記事でもこの逆アラが行うパラレラをカーブパラレラとして紹介していました(笑)。

giriguro.hatenablog.jp

 

 ということで一応知っているかと思いますが、改めてポイントを説明すると次のようにパラレラの動きへ移行するときの方向転換とスピードの緩急が大事になってきます。

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アラのディフェンスが中を切っていてワンツーが厳しそうなときなどに有効かと思います。

 

参考動画


定位置(クワトロ、逆アラ、パラレラ)

 

 

④カーテン・ブロックといったサポート

これはエントレリネアス全般に言えることなのですが、よくライン間に入った後ボールがもらえずそこで止まったままになることがあります。

この時にレベルが高くなってくると次のようにブロック・カーテンといったサポートへと移行します。

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したがってこれは逆アラがアラに近づいていくときになるべく頭の中に入れておきたい事項かなと思います。

 

参考動画


クワトロによる崩し(サイ、逆アラ、3人旋回、カーテン、1個飛ばし、3人目の動き、中央パラレラ)

 

 

⑤1個飛ばし

これが最後になりますが、先程までの近づく形とは少し違うパターンを紹介しようと思います。

このパターンでは基本的に逆アラは動きません。

少し落ちるかもしれませんが。

これに関しては逆アラが能動的に行うというよりはフィクソの動きを見た上での判断となります。

図で解説していきましょう。

 

次のようにダイヤモンドの状態を想定します。

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ここで、フィクソが抜けます。

私はこれを主にコルテと呼んでいます。

相手のディフェンスがもしついていけば次のように一気に逆アラへのパスコースが空きます。

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これを狙ってパスを出すことが今回の逆アラに対する1個飛ばしとなります。

1個飛ばしに関してはかつてサイの記事で話したので、そこからの展開は是非そちらを見て考えていただきたいなと思います。

 

giriguro.hatenablog.jp

 

参考動画


プレス回避(偽ピヴォ、コルテ、1個飛ばし、偽ピヴォ当て、外側ターン)

 

 

 

 

ということで今回の記事については以上となります。

いかがだったでしょうか?

逆アラはよく考えがとまってしまいがちではありますが、今回のように様々なパターンを頭に入れて常に考えて動けるようになりたいですね。

質問者さん、どうでしたでしょうか?

また何かあれば言っていただければと思います。

ここまで読んでいただきどうもありがとうございました。(/・ω・)/