初心者のためのフットサル解説 〜基本編〜
こんにちは〜。
夏休みの暇を持て余しているグロッケンです。
そろそろ真面目に就活とかにも取り組まないとまずいですね...。
周りは頑張っている人が多いのでぼちぼち僕も頑張って行こうと思います。
さてさて。
今回は今までの記事とがらっと色が変わったテーマでやっていきたいと思います。
題名からも分かるとおり、今回はフットサルをやったことない人やゆる〜く楽しんでいるレベルの人に向けて初歩中の初歩から一個ずつ丁寧に解説していこうと思います。
どうしてこれを始めようかと思ったかというと、やっぱりこのブログはかなりレベルの高い話をしているわけです。(それでも物足りない人もいるかと思いますが)
フットサルを知らないけど興味がある人からしたら、あまりにも敷居が高い。
せっかく興味を持ってくれたのにUターンされるというのは悲しいので、少しでも読んでくれる人が多いようにこのような初心者向けの記事を書いていくことにしました。
ということでフットサル経験のある人からしたらつまらない内容がグダグダ書いてあるだけなので、あまり読むことはおすすめしません(笑)。
ただ次からは戦術についても紹介して行こうと思うので、フットサルはやっているけど戦術がさっぱりなので勉強してみたいという人はその部分から読んでいってもらえれば良いかなと思います。
是非よろしくお願いします!
(1)フットサルとは?
はい、では早速フットサルについて見ていきましょう。
まずはフットサルというスポーツについてです。
フットサルとサッカーの違いすら分からない〜、って人もいるかと思います。
フットサルとサッカーは共にボールを蹴るスポーツですが、コートの大きさと人数が大きな違いになってきます。
サッカーは11人対11人で、とても広いフィールドで行います。
一方のフットサルは5人対5人で、当然フィールドは狭くなります。
サッカーを経験したことがある人からするとフットサルっていうのは、ミニサッカーのイメージが強いと思います。
でもこれだけは言えます。
フットサルとサッカーは別物のスポーツです!
まあそんな声を大にして言うことでも無かったですね(笑)。
フットサルというスポーツはサッカーと異なる魅力があり、しっかりとプロリーグも国内外に存在します。
国内
日本国内のフットサルのプロリーグはFリーグと呼ばれています。
そしてフットサルはFリーグ。
是非覚えて帰ってください(笑)。
Fリーグは1部と2部があり、全部で合わせて20チームが所属しています。
もしかするとあなたの地元にもFリーグに所属しているクラブがあるかもしれないので、是非調べてみてくださいね。
そしてFリーグはAbemaTVで無料で試合を観戦することができます。
無料ですよ無料!
奥さん、こんなお得な話ありゃしませんよ。
是非今すぐAbemaTVをダウンロードして、週末はFリーグ観戦に勤しみましょう!
(決してAbemaTV の回し者ではございません(笑))
海外
日本以外にももちろんフットサルのプロリーグは存在します。
特に有名なのがスペインリーグ(LNFS)です。
このスペインリーグにはサッカーで有名なバルセロナのフットサル部門も所属しています。
非常にハイレベルな戦いが繰り広げられるこのリーグは人気が高く、知っている選手がいなくても充分楽しめると思います。
ハイライト動画を上げておくので、是非興味があれば観てください!
FC Barcelona Lassa - Movistar Inter Final Partido 4
(2)フットサルの魅力
フットサルにはフットサルならではの魅力というものがあります。
サッカーも面白いですし、バスケも野球も面白いです。
同様にフットサルも観戦する上でも面白いと思っています。
それを少しばかり力説してみようかと思います(笑)。
①シュートチャンスが多い
何と言ってもこれは大きいです。
サッカーを観ていて、のっぺりした試合展開がつまらないと感じたことがありませんか?
そう思わない人は良いのですが、少しサッカーを観ていて落ち着かない人なんかにフットサルはとてもオススメだと思います。
2016年に行われた男子フットサルのワールドカップ決勝のスタッツ(データ)を見てみましょう。
なんと1試合で両チーム合わせてシュートが100本以上!
しかも得点は合わせて9点。
サッカーではなかなかこのような数字を見ることはないと思います。
しかしフットサルではコートが狭いため展開が早く、このような試合はよくあります。
シュートをいっぱい見たい!という人にはフットサルの観戦はとてもぴったりだと思います。
②最後まで目が離せない
後半残り5分で0ー3。
こんなスコアを見てあなたはどう思いますか?
「あぁ、これは決着が着いてしまったな...。」
こう思われる方も多いと思います。
しかし!
フットサルを知っている人に質問すればまだまだ可能性はあると答えるでしょう。
その理由は「パワープレー」と呼ばれる戦略の存在です。
パワープレーとは試合終盤に負けているチームが取ることが多い戦略で、具体的に言うとゴールキーパー(フットサルではゴレイロと呼ばれる)を前線まで上げて、5人でパス回しをしながらシュートチャンスを狙うのです。
形としてはこんな感じになります。
このパワープレーをすることでシュートチャンスをたくさん演出し、一気に大逆転なんてなとまで可能になるのがフットサルなのです。
しかしお気付きの方もいると思いますが、このパワープレーはリスクが非常に高い戦略です。
何故ならゴールキーパー(ゴレイロ)が思いっきり上がっているので、ボールを取ってすぐにシュートを打たれたらそれで1点入ってしまうからです。
まさに「諸刃の剣」という言葉が似合う戦略、それがパワープレーです。
そして試合終盤のパワープレーの攻防によって、試合を見ている人も最後まで目が離せないわけです!
③戦術的にも楽しめる
そして、このブログが一番推していくのはもちろん戦術です(笑)。
フットサルは基本的にゴールキーパー(ゴレイロ)を除いた4人対4人で戦います。
このように人数が少ない分、どのようにしてシュートまで持って行くのか、どのようにしてゴールを守るのか、つまりいわるゆ「戦術」的な側面が強いのがこのフットサルなわけです。
そしてこれがハマれば本当に面白い。
僕は完全にはまってしまった側の人間です(笑)。
残念ながら僕は縁がなくて将棋はとても苦手なのですが、将棋と同じ面白さがフットサルにもあるのではないでしょうか?
試合を見ながら「あ、今のは〇〇〇っていう戦術だね〜。」と話し合うのは、さながら将棋の感想戦のようです。
将棋や囲碁、オセロといったものが好きな人はきっとフットサル観戦もはまると思います。
興味が出てきた人。
是非一緒にフットサルの戦術の研究をしてみませんか!?(何故か勧誘風で終わってしまった(笑))
(3)フットサルの観戦方法
少しばかりフットサルに興味が出てきた人も現れてきたのではないでしょうか?
しかし、そのような人たちに対して残念ながらとある壁が立ちはだかります。
「フットサルって...、どうやって観んの?」
この疑問にしっかりとお答えして、皆さんのハートをしっかりキャッチしていこうと思います!
①生で観戦
1つ目の方法は生でフットサル観戦をすることです。
やはり直に観ると迫力があり、非常に面白いです。
Fリーグ(日本国内のプロリーグ)の試合はこちらから確認することができます。
是非興味のある方はチケットを買って観に行ってみてください!
また、わざわざフットサルを観るためにお金なんてかけたくないと思われている方もいるかもしれません。
そんな方に朗報です!
なんと地域リーグと呼ばれる、各地域ごとに行われるリーグ戦は観戦費が必要ありません!
お金の面で難がある人は、是非地域リーグを観にいきましょう!
一覧
東海地域フットサル公式ページ(TOKAI Futsal Official Page)
関西フットサル連盟 KANSAI FUTSAL FEDERATION
四国フットサルリーグ2018 - shikokufsl ページ!
②インターネットで観戦
いやいや、時代はインターネットでしょ!(笑)
こう思われる方もいると思います。
実際に現場まで観戦に行くのも大変ですし、やはりネットで見られれば良いという人も多いのではないでしょうか?
そのような方には先程挙げたAbemaTVは非常におすすめです。
しっかりと実況解説がつき、楽しく観戦することができます。
是非興味のある方はダウンロードを!
いやいやいや。
Fリーグだなんてちっぽけな。
私は本場のが見たいんや!
そんな人もいるかと思います。
そのような人にはYouTubeが非常におすすめです。
YouTubeにはたくさんの海外フットサルリーグのハイライト動画やフル動画が出回っています。
特におすすめなのがこのチャンネル!
フットサルの試合動画だけでなく戦術に関する動画もあり、まさに二度美味しいチャンネルとなっています。
是非興味のある方はチャンネル登録をよろしくお願いします!(おかしい、YouTuberみたいになっとる(笑)。しかもこのチャンネルの持ち主でないという)
※YouTubeの動画は基本的に黒に近いグレーな動画がほとんどなので、そこは理解しておいてください
(4)フットサルの始め方
いやいや。
観戦なんてどうでもいい、とにかくフットサルをプレーしたいんだ!
そんな人もいるでしょう。(できれば僕としては観戦も楽しんでほしいのですが)
そのような人に向けて、初心者はどのようにしてフットサルを始めれば良いのか伝えようと思います。
①個サル
最もよくあるパターンが個人フットサル、通称「個サル」への参加だと思います。
個サルは色々なフットサルコートでやっていて、気軽にフットサルをすることができます。
ゲームばかりをする物もあれば、最初に練習をしてからゲームをするという物まで色々あるので是非探してみてください。
性別年齢上手い下手関係なく楽しめるものもあり、初心者にとって親しみやすいのがこの「個サル」です。
②サークル
次に初心者でもやりやすいのが、サークルです。
大学生であれば大学のサークルがありますし、そうでなくとも社会人向けのサークルも存在するので「フットサル サークル」でリサーチしてみると良いかと思います。
③社会人チームへの参加
はい、滅茶苦茶ハードル高いやつを挙げてみました(笑)。
あえて自分の身を荒波に投げ出してみる。
そうすることで新たな自分と向き合うことができる。
社会人フットサルで自分自身の成長につなげる。
そういう考え方もできると思うんですよ。
伸び代ですね!!!
はい、おふざけは止めにして敢えて社会人の競技フットサルチームへ参加してみるというのも1つの手かなと思います。
最初は本当に大変だと思いますが、上手くなりたいならこれが一番だと思います。
僕は大阪の社会人チームに所属しているので、興味のある方は是非連絡してください!(謎の宣伝)
④マルコフットサル倶楽部
ここで急に謎の固有名詞(笑)。
別に自分の宣伝ではありません。
頼まれた訳でもありません。
このマルコフットサル倶楽部というのは、男女子供大人を問わず集まってしっかりとフットサルの練習をするという非常に画期的な集まり?です。
見方によっては個サルとしても捉えられますが、普通の個サルとは違ってかなりフットサルの戦術的な部分に触れることができます。
初心者ってなかなか戦術の練習をする機会がないですよね?
上手くないから競技系のチームでやるわけにはいかないけど、そういうフットサルの深い部分までプレーしてみたい。
そんな人にとってぴったりなのがこのマルコフットサル倶楽部だと思います。
活動場所は関東なので残念ながらその地域の方しか行けませんが、是非興味のある方は足を運んでみてください!
※関西でもこういうのをやってみたいなーと思うこの頃です(笑)。フットサルの知り合いが増えたら是非やってみたいですね。10人くらい集まるんだったら1回やってみよう。
(5)フットサルの基本
それでは、ここからはフットサルについて詳しく見ていきましょう。
フットサルについてあまり知らない人は必見です!(無駄な煽り)
①ポジション
フットサルはサッカーとポジションの呼び方が違います。
ディフェンダーは「フィクソ」。
ミッドフィルダーは「アラ」。
フォワードは「ピヴォ」。
図にするとこんな感じです。
ゴレイロの選手はゴールを死守することが役割です。
フィクソの選手はしっかりとディフェンスを。
ピヴォの選手はオフェンスの中心となります。
アラの選手は攻守共に頑張ります。
ただ、フットサルはサッカーに比べて分業制は薄く、フィクソの選手ももちろん攻撃に参加しますしピヴォの選手もディフェンスをしなければ怒られます。
ピヴォだからディフェンスしなくていいや〜、なんて思っていると白い目で見られるのでしっかりと攻守共に頑張りましょう。
②フットサル特有のルール
フットサルにはサッカーと異なる特有のルールが存在します。
これを知らないとフットサルが成り立たないので、細かいことは良いですがある程度は知っておきましょう。
キックイン
フットサルではスローインはありません。
写真のようにライン上に置いたボールを蹴ってプレーを再開します。
この時ボールをセットしてから4秒以上ボールを蹴らないままだと、相手ボールになってしまいます。
気をつけましょう。
オフサイドが無い
オフサイドはありません。
どこにいても良いです。
自由に動き回りましょう。
ゴールクリアランス
サッカーでは相手のシュートが外れたらゴールキックになりますよね?
しかし、フットサルではゴールクリアランスと言ってゴレイロの選手がボールを投げてプレーが再開されます。
これは結構間違えがちなので気をつけてください。
ここ、テストに出ますよ!
バックパス
フットサルではゴレイロの選手にある制限がつきます。
なんと味方からパスを受けれるのは基本的に1回まで!
詳しいルールを記述するのは大変なのでやめておきますが、基本的にゴレイロの選手はあまりパスを受けれないと考えてもらって構いません。
ちなみにこのバックパスルールに反則すると相手チームに写真のような間接フリーキックが与えられます。
あぁ、恐ろしや。
第2PK
フットサルには第2PKと呼ばれる、PKよりは少しゴールが入りにくいチャンスが与えられることがあります。
これを与えられる条件は試合中のファウル数です。
ファウル数が6つ以上になるとこの第2PKが与えられます。(ファウル数は前半が終わったら一回リセット)
つまり、ラフプレーばっかりしてるとこの第2PKが牙を剥くわけです。
皆さんファウルには気をつけましょう。
フェアプレー万歳(∩´∀`)∩
③ファー詰め
フットサルってどんな感じの点がよく入るか知っていますか?
カットインからの強烈なミドルシュート?
反転してからの豪快なシュート?
ゴールキーパーとの1対1を冷静に決めるシュート?
いえいえ。
正解は「ファー詰め」です。
ファー詰めって何やねん。
百聞は一見に如かずです。
こちらをご覧ください。
「ファー詰め」 フットサル初心者のための講座 フットサル専門用語
これがファー詰めです。
いかがですか?
そう、これはフットサル特有のシュートです。
何故ならオフサイドが存在しないから。
サッカーだとオフサイドを取られる位置にいますが、フットサルはそんなものは存在しないのでこのファー詰めをガンガン狙っていきます。
いいですか?
味方がシュートを打ちそうになったら取り敢えずファーへ。
覚えておいてください。
④基本的なシステム
システムとはいわゆるフォーメーションのことです。
フットサルにもサッカーと同じようにフォーメーション、つまりシステムが存在します。
その主な種類を確認していきましょう。
ダイヤモンド
フットサルで恐らく最もメジャーなシステムがこのダイヤモンドです。
バランスが良く、よく使われるシステムです。
このダイヤモンドではピヴォの選手にボールを預けて攻撃する「ピヴォ当て」という戦術が中心になってきます。
ボックス
次はボックスです。
四角形の形になっているので、ボックスと呼ばれています。
あまりプロのレベルでは見かけませんが、エンジョイの試合ではよくこの形になりがちですね。
クワトロ(クアトロ)
先程のボックスに少し似ていますが、このクワトロという形は4枚が平行に近い状態になっているシステムを指します。
したがってピヴォの選手がいないことが特徴です。
ピヴォの選手がいないので裏に出来たスペースを狙っていくことが主な戦術になってきます。
サッカーで言う0トップの考え方に近いですね。
スペインリーグではこのクワトロを使用するチームが非常に多いです。
ということで取り敢えず基本編に関しては以上となります。
いかがだったでしょうか?
フットサルについて少しでも興味を持っていただければ幸いです。
基本編はここで終了し、次は戦術編に入っていこうと思います。
よりディープなフットサルの世界へ。
是非興味のある方は次の記事もお読みください。
そしてこのブログの記事を制覇していただければこれほど幸せなことはありません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!m(_ _)m