ベクトルで相手を惑わせる「コントラピエ」
こんにちはー。
最近めっちゃ質問くださってありがたい限りです。
中には友達からのネタとかありますが(笑)。
その中でたまにブログでこれを解説してくださいーというものがあるのですが、実はネタがだんだん減ってきていてそういう意味では非常にありがたいです(笑)。
頑張ってお応えしていこうと思うので、是非お気軽に質問箱から要望してください〜。
なる早で記事書きます(笑)。
さて、今日のテーマ「コントラピエ」ですがこちらも中トラップやアラコルタといったのと同様にトラップに焦点を当てた個人戦術です。
出たベクトル(笑)と思われるかもしれませんが、このコントラピエは本当にベクトルが肝になってくるので是非解説の方もしっかり見ていただきたいなと思います。
コントラピエは日本では別名トンパと呼ばれています。
まぁ、こちらの呼び方を実際にしている方はあまり多くはありませんが。
このコントラピエなんですが、私は「中トラップ」とセットで習得しておくべき個人戦術だと考えています。
中トラップって何やねん!って方はこちらをご覧ください
では、実際にこのコントラピエについて見て行こうと思います。
コントラピエの仕組みはいたってシンプルです。
足技等は一切必要ありません。
まず、次のようにボールをもらいます。
このときにボールをもらう前からベクトルをしっかりとボール方向に向けておいてください。
つまり、実際のボールをトラップする位置は少し内側になります。
ここで、相手はこの動きに対して中トラップを警戒します。
中トラップというのは非常にシンプルなのですが、これだけで相手は簡単にはボールを取ることができなくなり強度を高める必要性が出てきます。
守備の強度が高くなるということはその分かけるベクトルも大きくなります。
したがって中トラップの態勢に入るとその動きについていくために自分のベクトルも同方向へと寄せるのです。
これを逆手に取るのがコントラピエなのです。
なんとなく分かりますでしょうか?
中トラップは次のようにトラップも内側へとベクトルを向けます。
一方でコントラピエは一気にこのベクトルを逆向きへと持っていきます。
とはいってもいきなり方向転換した状態でボールを運ぶことは不可能です。
したがって最初はトラップ時にベクトル0にする、つまりボールを止めて自分も静止します。
すると相手は急には止まれず、もともと持っていたベクトルの方向へと流されてしまいます。
この間に自分のベクトルを縦に向けます。
そして、相手がついてこれない間に縦突破を図る。
これがコントラピエです。
参考動画
動画で観るとあっさり抜いているように見えますが、ディフェンスが軽いのではなくそのようなベクトルを巡る駆け引きの結果なわけです。
動画でも出てきましたが、このコントラピエはサイドでアラが貰う時だけでなく次のように中央のフィクソが行うことも可能です。
また、縦に突破する際はダブルタッチを行うことで相手の足に引っかからないようにしている選手が多いように感じます。
他にも一瞬中にトラップしてからアウトサイドで切り返して縦に行くということをする選手もいますが、これも一種のコントラピエかと思います
是非得意な形を見つけてみてください。
ということで今回の記事は以上になります。
今までは割と長いやつを書いていたので短く感じますね。
まぁ、本来情報量っていうのはこれくらいに抑えておくべきなんでしょうけど(笑)。
コントラピエ、いかがだったでしょうか?
私はプレスに負けずにしっかりと自分のプレーをできる能力のことをプレス耐性と呼んでいますが、この中トラップとコントラピエをしっかりと理解しておくことができればプレス耐性は格段にあがるのではないでしょうか?
是非このトラップ時の駆け引きにも注目してみてください!