2-1-1システムの攻撃法について考察してみた(2)
こんにちはー。
ゴールデンウイークの真っ只中ですね〜。
大阪の高槻ではこの時期に高槻ジャズストリートっていうものが開かれており、非常に賑わっております。
お近くにお住まいの方は是非いらしてみてくださいー!
さて、2-1-1システムについての考察記事第2弾でございます。
前回は逆Yに焦点を当てて話してきましたが、今回は「L字」です。
このL字については木暮監督が率いていた(昨シーズン限りで辞任)シュライカー大阪を主に参考にしました。
とはいっても、やはり他のチームではあまりこのL字を利用した攻撃法は見られず非常に苦戦しております。(/ _ ; )
今回もあくまで参考がてらにお聞きいただきたいなと思います。
(2)L字
L字型はこんな感じのシステムとなっています。
左右非対称が特徴です。
①2列目のボランチ
恐らくL字型のフォーメーションを利用する場合はこのボランチが主軸になってくるかと思います。
ボランチというのはこういう感じのやつでしたね。
このボランチに関しては以前説明させていただいので省かせてもらおうかなと思います。
まだ見ていない方は是非こちらをご覧ください。
参考動画
クリアランス(L字、ボランチ、ボディフェイク、縦突破、疑似カウンター)
L字型のフォーメーションでは片方のサイドに大きなスペースがあることが分かるかと思います。
したがって、そのスペースを利用してアイソレーションとすることも可能です。
参考動画
スタートはダイヤですが、途中からL字になっていることが分かるかと思います。
アイソレーション(アラ、正対、縦突破、サイドシュート、ゴール、マリノヴィッチ)
③サイからの1個飛ばし
これはボランチからの展開に少し似ていますが、次のように2列目の選手がサイで抜けることによって1個飛ばしのパスを出すことが可能になります。
さらに次のように3人目の動きを狙っていくことも可能かと思います。
参考動画
少し違いますが参考までに。
定位置(偽ピヴォ、ボランチ、サイ、ピヴォ当て、シュートパス)
④縦ブロック
これに関してはあくまで私個人の頭の中での想像なので、本当にあてにしないでください(笑)。
ボランチの要領で2列目から3列目に降りるのですが、そのときにボランチの動きではなく縦にブロックします。
そこで相手のカバーリングが食いついてくればピックアンドロールを行います。
ピックアンドロールに関して詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
例えばですが、偽ピヴォまで絡めると次のような3人目の動きを利用することも可能かと思います。
これは完全に私が頭の中であくまで理論上できるな、と思っただけのものですので上手くいくかどうかは分かりません(笑)。
すいません(笑)。
参考動画
失敗していますが似たような形のものを見つけました(笑)。
プレス回避(ダイヤモンドからクワトロへ、バックパス、ピサーダ、ロングパラレラ、切り返し、パウサ、縦ブロック、奪取、カウンター、1対2)
⑤偽ピヴォのプエルタアトラス
また意味が分かんない単語が出てきましたね(笑)。
あんまり気にせず、また今度機会があれば解説させていただこうと思います。
とにかくアイソレーションの時も話しましたが、片方のサイドはスペースが大きく空いています。
したがって次のように偽ピヴォがそのスペースに顔を出す形でボールを受けることが可能になります。
これをプエルタアトラスと呼んでいます。
なんとなく分かっていただけるのではないでしょうか?
これは別にL字に限らず偽ピヴォにとって必要なスキルとなってきます。
非常に緻密な駆け引きのもとで成功する戦術ですので、今度観戦するときは是非偽ピヴォの動きに注目していただきたいですね。
参考動画
動画の名前はプルエタアトラスになっていますが、これは間違いです(笑)。
昔、間違って覚えていました。
⑥3列目からのパラレラ
片方のサイドにあるスペースの活かし方は他にも存在します。
その1つがパラレラです。
パラレラについて分からない人は次の記事を読んでみてくださいね。
これはスペースがもともと存在しているのでロングパラレラ、つまりトップスピードで走り込めば相手が対応するのは意外に難しいのではないかなと思います。
また、逆サイドで選手が孤立してしまったときの対処法にもなるかと思いますので、もしL字をやっていくのならば頭に入れておきたいパターンかなと思います。
参考動画
全然L字ではないのですが、似たような形からのパラレラだったので参考になるかと思います。
プレス回避(クワトロ、中トラップ、ロングパラレラ、疑似カウンター、シュートパス)
⑦2枚抜け
よく見られる形としては次のように2枚抜けをすることで一気に偽ピヴォへのパスコースを空けるというものがあります。
特にクリアランスでL字を作るときに有効だと思います。
また、2枚抜けの際に3列目の選手が次のようにカーテンのような形で入ってあげるとよりやりやすくなるかと思います。
参考動画
1個目の動画はL字ではありませんが、パターンとしては似ているので。
定位置(ダイヤモンド、エイト、カーテン、サイ、2枚抜け、1個飛ばし、バックカット、カットイン、ミドルシュート)
クリアランス(2枚抜け、サイ、偽ピヴォ当て、軸裏パス、フィクソのカット)
ということでL字に関しては以上となります。
いかがだったでしょうか?
逆Y・L字共に意外とパターン自体はたくさんあったかと思います。
実際の試合での取捨選択は必要ですが、このようなパターンがあるんだなぁと頭の中に入れておくことに害はないので是非記憶にとどめていただけると嬉しいです。
質問者さん!
こんな感じで良かったでしょうか?(笑)
是非参考にしていただければ嬉しいです。