美しさの源 ~渦~ (3)
あらすじ
前回までの2回分の記事でやっと「渦」に辿り着いた勇者一行。
わざわざタイトルにしてる割に登場が遅かったこの「渦」は果たしてどのような感動を与えてくれるのだろうか(くれない)
ということで「渦」について解説していきたいと思います。
図形が破壊された後、新たに図形が構築されるという話をしました。
しかし、選手たちが無秩序に動いてしまってはこれはとても容易なことではありません。
つまり選手の間には共通のルール、秩序が存在しているはずです。
それを私は「ローテーション」と呼んでいます。
つまり循環です。
これは効率性を最大限まで高めた結果として生まれたものだと解釈しています。
各選手が少しずつ動く、つまり全体的にズレることで再び図形が生まれるわけですね。
ローテーションと言われれば回転というイメージが湧きますよね?
どうですか、繋がってきましたか?
そうです、僕はこれを「渦」と考えています。
ヘドンド。
競技フットサルをやったことがある人は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
これはポルトガル語で「旋回」という意味です。
どうですか???
文字から既に渦の感じがひしひしと伝わってきませんか?(笑)
言葉では分かりにくいかもしれないので、一つ動画を紹介してみます
どうでしょうか?
渦が見えるでしょうか?
この4人で行うヘドンドはかなり大きい渦です。
しかし、もちろん渦は戦術によってその大きさを変えます。
つまり私たちが観るフットサルには、生まれては消えその巻く方向や大きさを変えたりしながらゴールを目指している渦を見出すことができるのです。
そして、この渦が。
秩序が。
フットサルのパスワークが持つ美しさの源なのだと思います。
3回分にもわたっての解説、申し訳ありません。
もっとはしょれた部分もあったかなと思います。
どうでしたか?フットサルの見方が少しは変わったでしょうか?
正直あまり共感や面白かったという感想が来るとは思っていませんが、少しでも私が見ている景色の片鱗に触れていただければ幸いです。
これからもこんな感じで進めて行こうと思いますので、是非興味がある方はこれからもよろしくお願いします(*´ω`*)