観るフットサル

フットサルに関して、戦術等を通してその魅力を書き連ねていくだけのブログです。

忌み嫌われるドリブラーが主役 「アイソレーション」 (1)

こんにちはー。

大学では新学期が始まりかけており、今は新歓でてんてこまいな状態です。

ということで色々と忙しくなかなかブログが更新できておりません。

まあ期待して待ってる読者なんてほぼ0ですから良いんですけど(笑)。

今は中・高校生の頃とは違い睡眠障害が非常に大変で、3日続けてしっかり働くということがなかなか厳しいくらい体力面でも衰えてしまっています。

このままでは社会に出て働くことができないな...、と思ってはいますが身体がなかなか思う通りに動いてくれません。

就活もそろそろ始まりますし、しっかりと自分の身体と向き合って健康体に戻りたいなと思っています。

 

はい。

めっちゃ個人的すぎる話をしてしまいました(笑)。

今回は「アイソレーション」と呼ばれる戦術について話していこうと思っています。

 

皆さん、フットサルをやっていてこんな経験はありませんか?

「あいつ、全然パスを出してくれへん...。」

「仕掛けるのは良いんだけどそんな位置から仕掛けても意味ないやん...。」

「ドリブル引っかかったら全部自分がカバーせなあかんやん...。」

まあ要はたまにいるドリブルが大好きな選手です。

こういう選手は自分のドリブルに自信があり、そして実際上手いです。

しかし、チームメイトにとってはボールを奪われてカウンターを食らったときの印象が強く残ってしまったり、何らかの理由で好ましく思われるケースは意外と少ないです。

 

タイトルで少し大袈裟に忌み嫌われるドリブラーと書いてしまいましたが、要はこのことを指しています。

ただ、ドリブラーの力というのは侮れません。

個の力で突破できるというのは非常に大きな武器の1つと言えます。

一人でワンツーができるようなもんですからね(笑)。

 

 

では、一体どのようにすればこのドリブラーを活かすことができるのでしょうか?

それはチームメイトがお互いに「ここはドリブルで仕掛ける場面だ」という共通認識を持ち、相互にドリブルで抜く確率を上げカウンターを食らう確率を下げる必要があります。

 

そのためにフットサルでは頻繁に「アイソレーション」という戦術が見られます。

では、このアイソレーションとは一体どのような戦術なのでしょうか。

 

アイソレーションを日本語訳すると「孤立」という意味になります。

サッカーやフットサルで孤立していると聞くとパスの出しどころが無いというネガティブな意味で捉えがちですが、アイソレーションとは意図的に1対1に強い選手を孤立させることを言います。

具体的に図で表すとこうですね。

 

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これによりドリブルをする選手に大きなスペースが与えられたことになります。

これはドリブラーにとっては抜く確率を大きく上げる要因となります。

狭いスペースでドリブルをするとコースが限定され、またカバーリングに合いやすくなってしまうからです。

 

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さて、このアイソレーションですが実はフットサル以外にも色々なスポーツで行われています。

サッカー、バスケなどいわゆるゴール型スポーツですね。

つまりドリブルという概念があればこのアイソレーションという戦術はセットで付いてくると考えて良いでしょう。

 

フットサルにおいて一言にアイソレーションと言ってももちろんその形態は細かく分けると色々な種類があります。

大雑把に分けるとアラの位置でのアイソレーションとフィクソの位置とに分けられるでしょう。

図にするとこんな感じですね。

 

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アラの位置でのアイソレーションは次のようにカバーリングを置くことが可能です。

 

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一方でフィクソの位置では奪われてしまうとカバーリングがいないのが非常にネックです。

ただ、フィクソの位置ではスペースを思う存分に使えるのでとてもドリブルが上手い選手からすると持ってこいなわけです。

ロシア代表のロビーニョなんかはこのフィクソ位置でのアイソレーションを行ったりします。

見ているとヒヤヒヤしますが、彼が取られる所はほとんど見たことありません(笑)。

 

以上のことを踏まえてアイソレーションについて集めた動画があるので見てみてください。

 

 


アイソレーション

 

 

ドリブラーというのは諸刃の剣と考えてください。

リスクをかけなければチャンスは掴めません。

かと言ってただリスクをかけるのではなく、なるべくリスクマネジメントをし、また成功する確率を上げた状態を作ることを心がける。

これがアイソレーションの考え方です。

個人技を活かす戦術。

個と集団という対立事項を上手く融合させたこのアイソレーションを是非有効活用してみてください。

 次回は実際のドリブルに焦点当てて話していこうと思います。