観るフットサル

フットサルに関して、戦術等を通してその魅力を書き連ねていくだけのブログです。

ジャグナウ 〜矢の如く突き刺さる〜 (2)

こんにちはー。

先日サッカーの日本対ウクライナを観戦しました。

ウクライナのプレス回避は見ていてヒヤヒヤしながらも上手く繋がった時はとても綺麗でしたね。

日本も上手く守備ではめれる場面もありマリ戦に比べると面白かったなと思います。

W杯で良い成績が残せるよう祈ってます。

個人的には乾推しです。

 

さて、話の続きに入りましょう。

今まではジャグナウの動きについて見てきましたが、実際ジャグナウがどのような場面で有効なのか見ていこうと思います。

 

(1)スペース

私はパラレラとジャグナウをセットで考えることがあります。

つまりパラレラとジャグナウは似ている部分があると思っているわけです。

実際の動きを想像してもらうと、どこが?となってしまいますが両者ともスペースを活かすという点で似ていると感じています。

 

つまり図で表すとこうです。

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ゴールを軸として対称な動きというのがなんとなく分かると思います。

したがって、このジャグナウもパラレラ同様スペースの存在を確認することが成功のための大きな秘訣となるのです。

ジャグナウを意識しなくてもスペースを求めた結果ジャグナウのような動きになったということはたまにありますからこのスペースの意識はしっかり持っておきましょう。

 

(2)ファーストディフェンスの位置

こちらもパラレラと同様です。

今度は「中切り」よりも「縦切り」の方が優位となります。

 

中切り

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縦切り

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瞬時に判断することは難しいですが、縦に強いピヴォを置いたりすることで縦切りにさせるということなどは可能かと思います。

 

(3)パスの出し手の自由度

パラレラとジャグナウには大きな相違が存在します。

それはパスを出すタイミングです。

パラレラはかなり早いタイミングでパスを出すことができます。

一方のジャグナウは折れた瞬間を狙うためパスのタイミングをしっかりと伺わなければなりません。

これはパスの出し手としてはかなり負担に差があります。

分かりやすく図で示してみましょう。

 

次のような距離感でスタートしたとします。

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ここから実際にパスを出すタイミングはこうなります。

f:id:giriguro:20180328232908p:image

 

思いっきり詰められてしまいます。

もちろん寄せきらないディフェンスもいますが、なかなかこの時間自由にボールを持てることは少ないです。

したがってボールの出し手と守備者がどれくらい距離が離れているかをジャグナウの動きをする選手は把握するべきなのです。

改めて前回紹介した動画を見てみてください。

多くの場面がボールの出し手がフリーに近い状態で受けていることが分かると思います。

 

 

 

以上が今回の内容になります。

別に何かを教えたいわけではないのについついそういう感じになってしまいますね...。

このジャグナウは集中していないと観戦していても気づかないことがあります。

是非ジャグナウの動きに注目してみてください。