パラレラ 〜スペースを追求した先に〜 (2)
どうもー。
懲りずに更新し続けておりますー。
いつかきっと何かの糧になるかなと思ってますので虚しくはないです。
いや、やっぱ虚しいです(笑)。
自分としてはもっと早くフットサルに出会いたかったなと思います。
私は病的な飽きっぽさを持っていて、なかなか夢中になるということができません。
フットサルはそういう意味では珍しいのですが、何にせよ出会った時には既に遅し感がありましたね...。
50歳くらいでお金がたんまりあれば監督目指して1から勉強とかもありかなー、なんて思ってます(笑)。
学生のうちは暇なので監督してほしいチームがあれば言ってくださいねー。(ない)
はい、最近余談が多くなってきましたね。
気をつけます。
本題に入りましょう。
前回はパラレラという動きについて話していました。
パラレラに隠された優しさにも触れたと思います。
このパラレラですが、ある意味普通のシュートよりは難しい部分が多いにも関わらず試合ではよく見られる戦術です。
何故なんでしょうか。
だって、どうせならもっと良い態勢でシュートを打ちたいじゃないですか。
その答えはパラレラにおけるオフェンス側の優位性にあります。
図で解説します。
このようなパラレラを想定します。
この時ディフェンスは2つの選択肢を頭の中に入れることになります。
何も考えなければもちろんそのままパラレラの動きを行う選手について行けば良いのですが、実は多くの選手がその選択肢を選ばず、両方に対応できるように位置どります。
その原因は徹底的に身体に染み付いてしまっている
「中を絞る意識」
です。
これはゴールを守るスポーツにほぼ共通している概念だと思います。
分からない人は少ないと思いますが、念のため説明しますね。
結局フットサルを始めとするゴール型ゲームというのはゴールを守ることが非常に重要になってきます。
もちろん距離だけでが基準ではないのですが、やはりゴールからの距離が近い方が優先順位が高いわけです。
ゴールを中心に同心円を描いていくとこうなります。
これを先程の図に当てはめるとこのようになります。
そうですね、ここが実は最適位置になるわけです。
ディフェンスをする選手は自然とこの円を頭の中に描きながらポジショニングを行います。
これが結果的に「中を絞る意識」という風に一般化されてるわけですね。
さらにパラレラに特化して話します。
もしパラレラの動きに律儀についていくとします。
その時のメリットはパラレラを防げることになりますが、デメリットとしてカットインへのケアが疎かになることになります。
するともしカットインを許した場合こうなるわけですね。
一方で中を絞る意識を強めに持った場合、デメリットとしてはパラレラが成功しやすくなってしまくわけですが、成功するとこうなります。
シュートコースの範囲を比較してみてください。
カットインされた方が角度が広いのが分かります。
分かりにくい人は5番の選手(キーパー)が止めなければいけない範囲を確認してもらえると分かると思います。
つまり、ディフェンス側からするとカットインの方がパラレラより恐いんです。
これは「中を絞る意識」をさらに強める要因となります。
したがってパラレラの動きというのはディフェンス側からすると多少仕方ない部分があるんですね。
だからこそパラレラはゴールの確率が低いけれども多用されやすい傾向にあるわけです。
いかがでしょうか?
パラレラの動きは非常にシンプルで使いやすいです。
ではどんな時にパラレラは有効なのか。
次回では、より実用性にフォーカスを当てて見ていきたいと思います。